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部活動で実績を残すと受験に有利?

  • 川崎自立学習塾
  • 2022年11月1日
  • 読了時間: 2分

川崎自立学習塾の及川です。

早くも11月となり、今年も残すところあと2か月!

受験生は後悔の無いよう1日1日を有効に使いましょう!


中学3年生対象の公立高校入試模擬試験(Wもぎ)は次のとおりです。

11月20日(日)実施 ※11月6日(日)受付締切

12月18日(日)実施 ※12月4日(日)受付締切

受験をご希望の方はお早めに。



先日、文部科学省が高校入試の内申書(調査書)について以下の方針を決めたそうです。

『中学校での部活動の実績などがどのように評価されるのか、受験生に明示するよう各都道府県に求める』


現状はどうなっているのか

公立高校の一般受験では、『学力試験』『内申書』『面接』の3つを決まった比率で参考にします。

神奈川県の公立高校の場合は、『学力試験4:内申書4:面接2』の学校が多い印象です。

もちろん例外はありますが。


このように、『内申書』というのは『学力試験』と同じくらい重要とされています

しかし、5段階評価で計算される『内申点』以外にどのような実績が評価されているかは公表されていないのが現状です。


問題点と今後の方針

「どのような実績が評価されているか分からない」ことは何が問題なのか。


学習以外で評価されそうな実績としてまず思いつくのは『部活動』です。

運動部ならば大会で少しでも記録を伸ばせるよう、文化部ならばコンクールなどで少しでも上位に入選できるよう、生徒や保護者は学習時間を削って部活動を優先してしまうこともあります。


実際に、政府の部活に関する有識者会議でも「生徒や保護者が高校入試で有利になることを過度に期待し、大会での良い成績を求めて部活動の過熱化を招く一因となっている」と指摘されています。

また、中学入学と同時に入部した場合、「途中で辞めたら受験で不利になるのではないか」「どんなにつらくても3年生で引退するまでは続けなくてはいけない」と考え、かなり無理をして部活を続けている子も多いです。


『内申書』の評価基準を明らかにすることで過度な活動をやめさせよう!」というのが今回の解決方針です。

はじめから評価基準が分かっていれば、部活動と学習の時間配分を適切に決めることができます。


誤解のないように

今回の方針は、あくまで「各都道府県に求める」という内容です。

最終的に判断するのは各都道府県に委ねられています。

そのため、神奈川県立入試でこの方針が適用されるかどうかは分かりません。


中学校の3年間でどのような活動をおこなうか、何に力を入れるかは自由に選んでいいはずです。

それぞれ努力したことが公平に評価されるよう願っています。

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